中国の深センで月数百円で維持できるプリペイドSIM(日租卡)を契約した話

中国 深センで中国移動のプリペイドSIMカードを契約した中国
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先日深センに行ってきたのですが、そのついでに現地のSIMカードを契約してきました。

中国では、ウェブでもリアル店舗でも何かサービスを利用する時にSMS認証が求められることが多く、しかも中国の電話番号でないと登録できなかったりします…。そのため中国の携帯電話番号がついたSIMを契約しておくと中国では何かと便利です。

今回ある情報筋から、パスポートさえあればSIMを契約することができる、そして月額100円程度で維持できるという情報を聞いたので契約しにいきました。結論から言うと、簡単に契約することができました。

私は中国語が喋れるレベルでは全然ありません。そんな私がどうやって契約までこぎつけたのかをお伝えします。みなさんの参考になれば幸いです。

単発での短期間の中国滞在で、そんな何回も中国に行く予定がないよって人は、無料で中国の電話番号が持てる方法を私が勤めている会社のブログにまとめているので、そちらをご覧いただくと良いかなと思います。

中国出張者は必見! SIMを持たずに中国のSMS用電話番号を取得できる「eSender」[5日目] | Shiftall blog
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契約までの流れ

ここでは店舗に来店して、実際にどうやって契約したのか流れをお伝えします。

契約したのは広東中国移動の店舗

私は今回深センでSIMを契約しました。契約した店舗は、深セン大学から北側に10分ほど進んだ「科兴科学园」というソフトウェアパークの中国移動(チャイナモバイル)の店舗です。

科兴科学园内の建物には、いくつか店舗が並んでいる

中国には中国移動、中国联通(チャイナユニコム)、中国电信の3つの通信事業者がいますが、日本人の多くは中国移動か中国联通で契約される方が多いと聞きます。というのも中国电信は周波数が少し特殊だとか。

店内はこんな感じになっていまして、入るなり「どうしましたか?(你要什么)」と聞かれました。

格安で維持できるSIMカードことを「日租卡(ルーズ―カー)」というのを聞いていたので、「你好、我要一个日租卡(ニーハオ、ウォヤオイーガルーズーカー)」と伝えました。

すると「有没有护照呢」とパスポートの有無を聞かれましたが、さっとパスポートを見せたところ、スムースに順番の札を出してもらいました。

まずSIMカードが欲しいことを全力で伝えることが大事

私の番号が呼ばれたことがわかったので、直ぐにカウンターの席に座り「你好、我要日租卡」と再度伝えました。

「??日租卡?☆×○◎吗?」

と何を言ったのか聞き取れずちょっとはぐらかされたようなので、

「你会说英文吗?我是日本来的。我想用中国的APP,所以我只必要日租卡呀(英語喋れますか?私は日本から来ました。中国のアプリ使いたいので、SIMカードが必要です)」と伝えました。

すると、「そうかそうか、ルーズ―カー…ルーズーカーね…」と重い腰を上げて、未使用のSIMカードを取り出してくれました。

このケースに限らないですが、中国では何かお願いをする時は大きな声ではっきりと自分の意志を示してあげることが重要です。翻訳アプリとかも駆使しましょう。顔は少し笑顔くらいが印象いいと思います。

SIMカードは、3つ電話番号があるうちの1つを選択する

SIMカードを出してくれたと思ったら、なぜか3つも出してくれました。中国移動のSIMカードは3つもらえるという情報を聞いていたので、この3つ全部おれ契約できるのかな?と思っていたら

いやいや違うよ、その中から一つ選んでーと言われました。なるほど番号が違うので、好きな番号を選ぶようです。たしかに日本でも昔、ガラケーを契約した時はこの中から選んでと言われた気がします。

パスポートを渡し、誓約書にサインをする

SIMカードを1つに絞ると、パスポートあるかと聞かれたので提出。私の情報をパソコンに打ち込んでいました。

パスポートの見方が分からないのか、隣のスタッフに「Surnameって姓だよな?」とか質問をしている場面も。

犯罪に使わないことを宣言する誓約書

打ち込みが終わると、犯罪に使わないことを宣言する誓約書にサインをしてほしいと言われました。

最初、クレジットカードのサインも漢字だし、ということで自分の名前を漢字で書いたのですが、あとから「君の名前はローマ字で打ち込んでいるからそのとおりに書いてほしい」と言われたので、書き直すハメになりました。

書く時は「汉字名?字母的名?(漢字の名前?ローマ字の名前?)」と確認したほうがいいかもです。ちなみに書く順番はローマ字であっても姓→名。

パスポートのスキャンと顔写真撮影

そしてパスポートのスキャンが行われます。机の上にあるカメラでコピーを取られます。お店の裏のコピー機まで持っていてコピーとかではないのでご安心を。

この時に所定のカメラに顔を向けるように言われるので、ちゃんとカメラに顔を向けましょう。

契約書にペンタブでサイン

最後にタブレットPCにサインをするように促されるので、これも漢字ではなく姓名の順番でローマ字で記入しました。

最後にデポジットの55元を支払う

デポジットに55元(約870円)が必要だと言われたので、WeChat Pay経由で支払いました。支払い先を見ると個人になっているのがアレですが。。

もし現金で支払うのであればピッタリの額で支払うと印象がいいかなと思います。

支払って1分ぐらい確認の手続きが行われ、最初にこれで使えるようになるよと言われ、契約完了。

念願だったSIMカードを無事に契約することができました!

中国移動は毎月最低18元かかる?

日租卡が良い!とゴリ押しして契約したSIMカードですが、渡されたSIMカードはご覧のとおり「18元移動王卡」と書かれているので、毎月18元(約285円)は掛かりそうです。

実際にどうなのか気になったので、まずはSIMをスマートフォンに挿すことにしました。

すると、まず最初はこんな感じで、あなたの名前やパスポート番号はこうですよね?犯罪に使うなよ的なSMSが来ました。

すると続いてメッセージが届いて、「18元を4G飞享套餐として引きましたよ」「現在のデポジットの金額は37元です」みたいなメッセージが届きました。

55元支払って、18元引かれて37元になったみたいです。つまり18元が毎月の基本使用料となるようです。ちなみに「套餐」とはよく食事に使われますが、セットのこと。

毎月18元の基本料で何ができるのか?

私が契約したプランというのは、広東中国移動で一番安い「18元移动王卡」という基本セットなのですがこの特徴をさらりと説明します。

出展:https://shop.10086.cn/goods/200_755_1068298_1049383.html

つまり毎月18元で、

  • 100MB分のデータ容量
  • 特定のアプリに対する3GB分のデータ容量
    • 咪咕视频(MIGUビデオ)、テンセント、爱奇艺(アイチーイービデオ)、优酷(YOUKU)、抖音(Tiktok)
  • 電話を受けるのはタダ
  • 1元払うことで、1GB分のデータと2GB分の特定アプリデータ容量を追加可能

という感じ。これは基本セットなので、別途データ追加パックだったり、海外データプランを支払います。

ちなみにこれは広東省の中国移動の情報です。地域を変えてサイトをみたところ、他の地域だと違う料金体系になりそうです。

毎月約100円で運用できるのは中国联通(チャイナユニコム)のよう

チャイナ・ユニコムだと5元(約79円)で運用可能

毎月100円ぐらいで維持できると聞いていたのは、調べてみると中国联通(チャイナユニコム)のようです。次回はこちらも契約してみたいです。

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