先日、香港でヘッドフォンを紛失するというアクシデントに遭遇しました。
4万円弱くらい支払って買った翌日に無くしたので「まじかー……」とかなり凹んでいたのですが、クレジットカードに無料で付帯されている海外旅行保険によって保証を得ることができました。
そのおかげで3万5000円近い金額が戻ってきました。この時にクレジットカードを持っていてホントによかったなと思いました。
ふだん意識することはありませんが、海外旅行の慣れない旅先では身の回りの品の盗難や紛失のリスクはつきものです。そうした万が一のリスクをカバーするためにも、クレジットカードは持っておいて損はないかなと、改めてそう思います。
みなさんのクレジットカードには保険が付いているでしょうか。
この記事では、盗難や紛失の保証が自動で付帯されるカードの選び方と、実際に保証を受けた人間が厳選したクレジットカードをご紹介します。ぜひお役立てください。
紛失盗難の保証がついているカードを選ぶ2つのポイント
世の中にクレジットカードは数多くありますが、全てのカードが海外旅行の保険が付いているものとは限られません。特に紛失や盗難に関する保証特典のあるカードは一部です。
この章では、クレジットカードを選ぶ時にどの点に気をつければ紛失盗難の保証がついてくるのかお伝えします。
もしクレジットカードをお持ちであれば、「○○カード 保険」などで検索して確認してみてください。
「携行品損害」項目が付帯されているか

まずは「携行品損害」という項目があるかどうかです。
これは旅行の期間中に盗難や破損など事故が発生した時に、保険会社が損害を受けものに対し保証するという項目です。
「携行品損害」が無ければ旅行中にモノの盗難や紛失をした場合、保証の対象になることはまずありません。ご自身のカードが対応しているか一度チェックされることをおすすめします。
「携行品損害」の適用に条件はないかどうか
たとえ「携行品損害」という項目がついているとはいえ、安心してはいけません。
カードによっては「ある条件を満たした場合のみ」に、携行品損害の保証が適用になる場合があるからです。
例えば楽天カード。普通カードは年会費無料で利用者が多いことで知られていますが、携行品損害が付いているものの、保険が有効となるための条件がついています。

それは「自宅から出発空港までの運賃を楽天カードで支払っている」もしくは「海外旅行代金を楽天カードで支払っていることが条件」という条件です。
旅行代金をその楽天カードで払っていればよいですが、もしそうでなければ行きの電車代やリムジンバス代を楽天カードで支払っている必要があるのです。
こういう条件がついているカードもあるので、もしクレジットカードを持っている方は、条件についても一度ご確認いただいたほうがよいかなと思います。
経験者がおすすめする保険付きクレジットカードカード4選
ここからは先ほどの2つのポイントを踏まえて、海外でモノを紛失し保険会社に請求したを経験した私が自信を持っておすすめするクレジットカードをご紹介していきたいと思います。
三井住友VISAカード
まずは鉄板ですが、三井住友VISAカード。私の助けられたカードです。
提携カードの種類が豊富で、有名どころだとANAカードやAmazonのカードなどを三井住友VISAカードが発行しています(提携カードの種類によって保険の内容が異なるので注意が必要です)
三井住友VISAカードのメリットとしては、
- 年会費無料のクラシックカードでも携行品損害保証がつくものがある(ただし旅費をそのカードで支払う必要がある)
- 海外付帯保険が海外だけでなく国内の旅行も適応されるものもある
三井住友VISAは、VISAと提携しているため世界中で使えるのが良いですね。
VISAのカードを持っていれば海外旅行で困ることはまずありませんね。頻繁に入会キャンペーンをやっていて、最大10000円分のキャッシュバックがもらえるチャンスはかなり大きいです。

三井住友の提携カードを含めると種類がかなりありますが、とくにこだわりがなければ本家のカードでもよいかなと思います。
特におすすめするのがクラシックカードAです。このカードは付帯される保険が海外だけでなく国内でも適用されます。年会費が初年度無料なのもいい、年会費自体1,500円ほどと高くないのもいいですね。
エポスカード
続いてエポスカード。旅行が好きな方はよく持っている印象があります。年会費無料なのが有り難いカードですね。

普通カードにおいては、携行品損害は20万円まで保証されます。なんと年会費無料なのに、旅費をそのカードで支払っておく必要があるなどの条件がないところがすごいところ。なので取り敢えず持っておいてよいのではないでしょうか。
マルイでお買い物する方ならポイントが貯まるので、持っておくのは必須かなと思います。またエポスカードで支払うと割引が適用されるチェーン店があるなど特典が得られるようです。
楽天カード

先ほど例で上げましたが、楽天カードは「普通カード」だと、エポスカードと異なり保証を受けるための条件があります。
しかし、楽天カードは審査が比較的通りやすく年会費無料なので持っておいて損はないかなと思います。キャンペーンが頻繁に行われており、楽天ポイントも結構たまりやすいのも良い。
貯まった楽天ポイントは楽天のサービスではもちろん、いまは楽天Payを通じて一般のお店でもポイントを使えるようになっているので、持っておく価値はあるかなと。
それに新規の入会だと7000円分のポイントが貰えるのはかなり大きいですね。
一方で、楽天カードで旅費を決済をしなくても保険の対象になるのが、年会費10,800円の楽天プレミアムカード。

「年会費がかかるし、わざわざこれに入会する意味はあるのか?」というところですが、楽天プレミアムカードに入会すれば「プライオリティパス」と呼ばれる国内外900ヶ所以上の空港ラウンジで使うことができるカードがもらえます。

本来なら$429を支払わないと手に入らない会員権利なので、よく飛行機の年会費払う人であれば絶対に入ったほうがトクなカードです。
アメリカン・エクスプレス
最後にアメックスです。アメックスのカードはどのカードも携行品損害が付きます(ただし一般のカードは、そのカードで支払った旅費の旅行時に適用)
アメックスの何が優れているのかというと、オプションで付けられる保険の適用範囲がすごいところ。

この「プロテクト・YOU」という月額980円から入れる保険に加入すると、なんと「置き忘れ」も保証してくれるのです。
一般的に、携行品損害の保証は、請求者の紛失物に対する占有があったかというところが適用されるかどうかのポイントになります。
本来「置き忘れ」だと盗まれたときには、本人もしくは第三者が意識しうる範囲にはないわけですから、これは携行品損害保証の対象外になりやすいです。しかし、このアメックスの保険なら保証されるというわけです。
▶カードラインアップ(特長) – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
カブレはこう思った
個人的に海外旅行の保険ってこれまであまり意識したことありませんでしたが、何が起きるか分からないだけに保険付きのカードを持っておくのはホント大事だなと思います。
海外旅行には何かあったときのために2枚は持っていたほうが良いかなと思います。三井住友VISAをメインにしておき、他のJCBやアメックスなどのカードを持っておくというのが良いかと思います。
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