どうも、カブレ佐藤(@kazu67_)です。
みなさんは海外でモノ無くしたことがあるでしょうか?置き引きやひったくりの被害など海外旅行にはトラブルがつきものです。
先日香港と深センへ行った時に、私は買ったばかりのノイズキャンセリングヘッドフォンを紛失しました。
思い当たる場所で遺失物の調査をしてもらいましたが見つけることができず、最終的に残ったのは「どこかで紛失した」というだけの警察のレポートのみ……。
あまりの衝撃で悲しみに暮れていたのですが「そういえばクレジットカードに海外旅行保険がついていたよな…?」と思い、速攻で保険会社に連絡をし、請求しました。
請求から1週間後、無事に振込を確認することができました。ホッとしました。非常にラッキーでした。
この記事では、私の経験をもとにクレジットカードの付帯している保険会社に請求する方法、また万が一モノを紛失した場合に備えた心構えをご紹介できればと思います。いままさに国外で何か紛失して途方にくれている方は、ぜひこの方法を実践してみてください。
まずはクレジットカードの海外旅行保険に「携行品損害」項目が自動付帯されているかを確認しよう

まずはこれです。そもそも、みなさんがお持ちのクレジットカードには海外旅行保険がついているかどうか、確認しましょう。
よく海外旅行保険付きというメリットで紹介されているカードは
- 航空会社のカード(JALカード、ANAカードなど)
- 楽天カード
- エポスカード
あたりかなと。もちろん世の中には様々なクレジットカードがあるので、他のカードをお持ちなのであれば「○○カード 海外旅行 保険」と調べてもらうと直ぐ情報にヒットすると思います。
だいたいのカードには海外旅行保険が付いているのですが、モノを無くした場合に重要なのが「携行品損害」という項目。年会費無料の一般のカードだと、この「携行品損害」付いていない場合があります。
よく海外旅行される方だと、JALカードやANAカードをお持ちだと思いますが、これが一般のカードだと「携行品損害」は残念ながら付いていません…。しかしゴールドカードだと付いていることが多いです。
また自動付帯であるというのもポイントです。都度旅行をする度に申請が必要だったり、航空券をそのカードで支払わないと付帯されないという条件のカードもあるそうなので、そこは確認されてみてください。
私の場合は、ANAのゴールドワイドカードを持っていたので、この条件はクリアできました。
コールセンターに連絡しよう
携行品損害がついており、自動付帯であることが分かったら、そのクレジットカード会社が契約している保険会社のコールセンターに連絡しましょう。

コールセンターでは以下ことを話しました。
- ○月○日〜×月×日で香港に滞在しており、その間にヘッドフォンを紛失した、私は「ANAワイドゴールドカード」を持っているので携行品損害で請求ができると知り今回電話した、と伝えた
- すると、紛失したということですが、具体的な状況をお聞かせ願えますか?と返事が来た
- 私は飛行機到着〜空港から市内に向かう電車に乗るまでに紛失した可能性が高いので、その状況を具体的な便名や時間とともに説明した。
- ヘッドフォンのメーカーや型番、色、購入時の価格を伝えた。
- いついつ航空会社や空港にもすでに被害を連絡しており、警察にも行き証明書を発行してもらっていることを伝えた。
- すると、封筒を住所にお送りするので、書類をまとめて郵送するようにと指示された
こんな感じでした。
話を振り返ると、やはり事故の状況がどういうものだったのかを細かくチェックしていたなということ。
というのも保険の注意書きをよく読むと、「携行品損害」には盗難などは補償されますが、単純な紛失や置き引きによる紛失は補償されないケースがあるようです。
ここでは「請求者の紛失物に対する占有があったか」どうかがポイントのようです。

例えば、目に届く範囲に置いてあったのに紛失されていたならば補償される可能性があります。しかし、モノをベンチに置き忘れたことに気づき、急いで戻ったらなくなっていた……という場合であれば、これは認められない可能性があります。
なので、コールセンターには上記のことを意識して事実を伝える必要があります。
届いた封筒に必要書類を入れて投函

こんな感じで三井住友海上から封筒が届きました。電話してから届くのに10日ぐらいと結構かかりました。

封筒の中には請求に必要な書類とその必要書類を入れる茶封筒が入っていました。
携行品損害にかかわる、用意する必要のある書類は以下の通り
- 保険金請求書
- 携行品損害(生活用動産)事故内容報告書
- 盗難届出証明書/受理番号
- 購入時の領収書・保証書
- パスポートコピー、また出入国履歴の証明となる航空券またはeチケット
このうちの上記の2つは封筒の中に入っています。

こんな感じで事故内容を報告しました。この時、もしやむを得ず警察の届け出ができなかった場合は、第三者の証明欄に家族以外の同行者の署名を入れることも可能のようです。家族は駄目なんですねー。

最終的にこんな感じに書類を全て用意しました。

そしてポストへ。
そして1週間後に振り込みがキタ
報告書には数行しか書ける欄が無かったし、電話とかできっと追加質問がくるんだろうなあと思っていたら…

ポストに投函した約1週間後に指定した金融機関の口座に保証額が振り込まれていたのです。突然のことでした。
こんな何も前触れもなく振り込まれたので非常に驚きました。手続きまで非常に時間がかかっているのに、ちょっとあっさりしすぎていませんかね…?
以上が請求までの流れです。
余談ですが、私の上司が過去に台湾の九份(千と千尋の神隠しの舞台になったと言われる場所)で人混みの中で財布をパクられたらしく、その時にクレジットカード会社に連絡したら同じ感じであっさり補償額が振り込まれたみそうです。こんな雑な報告でもお金が返ってくるんだ、と思ったそうです。本人曰く、自分の過失ではないことをアピールするのが大事なようです。
万が一モノを紛失した場合に備えた心構え
今回は紛失事故をした後に「携行品損害」ということで保険金を請求し無事に勝ち取ることができましたが、本来ならば紛失や事故は避けたいものです。もし遭ったとしても保険金を必ず請求できるように最大限の用意をしておきたいですね。
今回身をもって体験して、万が一のことに備えて色々考えないとなと思いました。その内容を以下にまとめておきます。
なるべく貴重品は持っていかない
まあこれに尽きると思います。とにかく必要の無いものは持っていかないということを心がけるだけで被害を最小限に食い止めることができます。余分に財布やカードとか持っていく必要はないですね。
貴重品は機内手荷物に入れておく
これも鉄板ですが、貴重品は機内手荷物に入れておきましょう。バゲージロストして荷物が返ってこないことも極稀にですが、あるので。またバゲージロストすると受け取るまでにかなり時間がかかります。もしこの時、直ぐに必要な大事なものがスーツケースに入っていたら……と思うと涙が止まりません。
帰国までにとにかく現地警察のレポートをもらうようにする
紛失でも盗難でもとにかく公的機関の証明書類をもらうようにしましょう。もし同行者がいればその人のサインをもらうことで、一応保険金の請求ができるようですが、なるべく発行してもらうようにしましょう。
私の場合は「香港のどこかで紛失」という内容の頼りのない書類でしたが、一応レポートなので、今回の請求には有効だったようです。
携行品損害が自動付帯されるクレジットカードを持つ&規約を確認しておく
この記事を読んでいる方はすでにお持ちの方が多いのではないかと思いますが、やはりクレジットカードは持っておいて損はありません。こういうことは特に海外では起こりうるので、念のため、一度規約を読んで携行品損害が付帯されるサービスであるかを理解しておくことをおすすめします。
今回はたまたま自分のカードに「携行品損害」がついていたのでラッキーでしたが、調べてみると意外と無いのが多いこと多いこと。特に航空会社のカードでも普通カードには付帯されないのには驚きました。
年会費無料のもので一番よさそうなのは、やはり楽天カードかなと思います。私は持っていないのですが、審査がかなり緩いことで有名なのと、最大20万の「携行品損害」が付帯されるからです。
ただし条件があって普通カードの場合は、自宅から出発空港までの運賃を楽天カードで支払っている、もしくは海外旅行代金を楽天カードで支払っていることが条件になります。ここはご注意を。
とはいえ、会社の都合で海外へ行ったりと必ずしも自分のカードで旅費を払えない場合もあります。そんなときでも自動付帯を受けられるカードであれば、三井住友のゴールドカードがおすすめです。
今回の携行品損害保証は、この三井住友のゴールドカードに助けられました。よく海外に行く機会がある人は持っていて損はない1枚かと思います。
以上、携行品損害の請求方法&心構えでした。ぜひお役立てください!
何かありましたらコメントいただけると助かります!
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