先日韓国の光州(クワンジュ)というところにおりまして、特にやることもなくポチポチとこのエリアを調べたら全羅南道は「韓国の台所」と呼ばれるくらいにグルメな場所なんだそうです。
全羅南道のなかでも光州で名物料理とされる「オリタン」という料理を食べて、もうそれはそれは飛び上がるくらいに感激したカブレ佐藤(@kazu67_)です

オリタンにいたく感激したので、ソウルへ移動する前に他の現地料理を食べておきたいな〜と調べて見つけたのが「三代羅州コムタン」のコムタンスープ
コムタンは日本で食べられますが、どうせなら本場で!と思い行ってみることにしました。
その名の通り全羅南道の羅州(ナジュ)発祥のコムタン
「三代羅州コムタン」という店の名前のとおり、コムタンスープは光州広域市からちょっと南に行ったところにある羅州(ナジュ)という場所が発祥の料理なんだそうです。
後から知ったのですが「三代羅州コムタン」はチェーン店で別に光州でなくてもソウルでも食べられるとのこと(笑
「三代羅州コムタン」J Soul Brothersみたいな名前ですね。ソウルだけに。いや、なんでもないです…。韓国は何代目とか付くもの多い気もしなくもないね。

こちらが店の外観。「三代羅州コムタン」は光州にいくつか店舗がありますが、私がいったところは住宅街の中にある店舗でした。
メニューはコムタンのみ。コムタン一本で勝負!
お店の中に入るとやはりここでもアジュンマ(おばさま)が。ニコニコとオソオセヨ〜と声を掛けてくれるので、着席します。

メニューを見ると「コムタン」が1種類のみ。あとはドリンクという感じでしょうか。一種類で勝負というわけだ。これは強気!名店の予感。
「コムタン」9,000₩(900円)を頼んでみることにしました。

するとここでも小皿が登場!と思いきや、ツボにキムチやカクテキやらが入っていて自分で好きな分だけよそって食べるスタイルみたいです。
韓国で定食を頼むと出てくる小皿は結構それぞれボリュームがあるので、ついつい残してしまいがちですが、自分で必要な分だけよそえるのは有り難い。
コムタンの透き通ったスープには、牛の旨味が凝縮されていて最高

数分待つこと真打ち登場!こちらが全羅南道の羅州名物、コムタンスープでございます。
容器に熱されてスープがジュクジュクなってます。
写真では表現できませんが、卓に置かれた瞬間、牛のいい香りがほわわわ〜んと!
こりゃ空腹が刺激されますわ

小皿にカクテキ、キムチ、オイキムチ(ねぎキムチ)をよそって準備完了。韓国の長い銀のスプーンでコムタンスープを食べていきましょう
ズズズッ
・・・・
・・・
・・

これもうまい!
胡椒が効いたスープは牛の旨味がぎゅっと濃縮されていて、これが本当にうまいんす。

中に入っているお肉もジューシーなこと。噛めば噛むほど旨味がさらに出てきて、脳内が幸せ状態。この時にセロトニンがドバドバ出ていたに違いない。
韓国で牛のスープといえばコムタンの他に「ソルロンタン」というスープがありますが、あれらの違いは牛骨で煮込んでいるかどうかの違いなんだそうですね。骨髄まで煮込まれるのでソルロンタンは白濁になるわけです。
一方でコムタンスープは、牛の内蔵で煮込んだスープになります。とはいっても全く臭みはなく、旨味だらけ。舌が喜ぶ味となっております。
ぜひ光州に来たらコムタンスープをお試しください。
わりとコッテリ系なのが多い韓国料理ですが、このコムタンスープは旨味は濃縮されているものの、スルリと、お腹にやさしくさっぱり食べられちゃうこと間違いないでしょう!
コメント