韓国で旅行といえばコスメや韓流、グルメなどなどありますが、知る人ぞ知るはずせないものに「チムジルバン」というのがあるでしょう。
チムジルバンとは、韓国式のスーパー銭湯のこと。特に韓国のバラエティ番組やドラマを見ていると、頭に独特なタオルを巻いてサウナに入っているシーンを見かけますよね。あれが韓国のサウナスタイルみたいなのです。

で、たまたま韓国に行くことがあってどうせならチムジルバンも体験したいと思い、チムジルバンの施設について調べてみたところ
- チムジルバンはオンドル(床下暖房)の上で休憩するスタイル。休憩所の中にサウナがある場合もある。
- チムジルバンの他に、施設の中には一般的な男女別れて入る浴場&サウナもある
- チムジルバンは基本12時間ぐらい居られるので、安く泊まりたい時はチムジルバンを利用するのが良い(24時間営業)
とのこと。
この記事ではNAVERで調べて光州広域市の中で評価の高かった「ファングムスパバレー(黄金スパバレー)」に行ってきました。
結論から言うと設備は古いものの旅の疲れを癒やすには最高の体験でした。ぜひご参考ください!
地下鉄駅から徒歩3分で行ける最高の立地
ファングムスパバレーは、光州地下鉄1号線の「ソンジョンコンウォン駅(松汀公園駅)」から徒歩3分ほどの場所にあります。

光州って地下鉄は1本しか走っていなくて、とにかく車社会で、チムジルバンも車で行けるような場所にあったりして旅行者にとっては中々行きづらいのですが、ここは特に地下鉄駅から近いので激推しです。
となりに高校があるのですが、そこに沿って歩いていくとこんな感じの施設が見えてきます。


価格はサウナ&銭湯だけなら600円ぐらいと超良心的
受付ではおばさんに「サウナ」にするか「チムジルバン」にするか聞かれるので、好きなほうを選びましょう。
後で知ったことですが「サウナ」の場合は、ただ銭湯&サウナのみになり施設中で休憩はできないスタイルになります。「チムジルバン」を選ぶと専用の服が渡され、それでチムジルバンエリアを楽しむことが可能になるようです。

サウナは大人は6,000₩(600円)、子供は4,500₩(450円)。子供は2〜6歳が対象みたいです。
チムジルバンの場合は、昼間は8,000₩(子供5,500₩)、夜間では9,000₩(子供6,500₩)という価格設定でした。
この価格表ではサウナメニューは夜間はできないようなのですが、21時を回っていたにも関わらず、私が旅行者ということを察してか「サウナ」もOKでしたw
600円は安いですね〜!
色んな温度の風呂とサウナを体験できるスタイルだった

料金を支払ったらいざ浴場へ向かいましょう。男湯は4階にあります。韓国語で「ナムタン」ですな。

入口を入ってすぐのところに靴をしまうところがあるので、靴を入れてカギを閉めたら、そのカギがロッカーのカギになる仕組み。
経験上日本だと靴のカギとロッカーのカギは同一ではないので、ちょっとこの違いには感動。

で、ロッカーに服を入れたらいざ浴場へ!

ちょっと薄暗い感じですが、色んなタイプの浴槽がありました。ちょっと図にしてみたのでこれでイメージしてもらえると。

サウナは二種類あり、部屋の中が土壁で出来たサウナと石畳で出来たサウナがありました。
どちらもドライタイプなのですが、石畳のほうは「습식사우나=湿式サウナ」ということもあって、若干の湿り気のあるドライなサウナ。室内の温度は低いものの体感温度的にはこちらのほうが上。とはいえ日本のサウナよりは若干温度が低いかなと。
水風呂が特徴的でちょっとしたプール並の大きさの浴槽が2つあります。まあまあ冷たいやつと、かなりヌルいタイプの二種類。
サウナでじわじわ汗をかいて、プールに飛び込む!これが本当に気持ちがいい。
日本じゃここまで大きな水風呂はないですね。身体を思い切り大の字にして開放的になれるんです。そこそこ身体が冷えてきたら、ヒノキ湯のとなりにあるビーチベッドに横になってぼーっとしてあげる。ドクドクと聞こえてくる心臓の音に集中できて、もう頭はマインドフルネス状態。
韓国のサウナ、最高かよ。。。
同じ東アジアである中国では日本ほどの満足できるサウナを体験していなかったので、韓国でこのクオリティを体験できるとは思いませんでした。おそるべしサウナ大国、韓国。
日本の銭湯文化と違う点:タオルとシャワー
今回はじめて韓国のスーパー銭湯に入りましたが、日本の銭湯文化とは全然違いました。
まずタオルが浴場を出たところに重ねられており、基本的にお風呂から出る前に体を拭かなくても問題がない点。
日本だと「お風呂から出る前に体を拭きなさい!」なんて言われ、実際にそれが銭湯のマナーではありますが、こちら韓国では違うようです。
拭かないで出ても出てすぐにタオルが山積みになっているので、そこから取ればいいってわけなので。タオルが1人1つ貸出だったりする日本のスーパー銭湯とは違うオペレーションだから生まれる違いってわけですな。
二点目に、髪や体は石鹸で洗うという点。
日本の銭湯だとカランやシャワーのところに、シャンプーやリンス、ボディソープがありますが、少なくともこの店舗では石鹸しかありませんでした。
周りをみると石鹸で髪を洗ったり体を洗っているようなので、そういうものなのかもしれません。まあ石鹸のほうが保湿力がよかったりするよね。ちょっと驚き。
まとめ:カブレはこう思った
韓国で初めてのサウナ体験でしたが、韓国のサウナはクオリティが高くて驚きました。
設備は古いものの色々としっかり整備されているなという印象をここでは感じました。サウナカルチャーはおそらく日本よりも定着しているはず。いやはや羨ましい。しかも安いしね。
このあと光州からソウルへ移動するのですが、ソウルでもいくつか体験してこうと思いました。
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