先日香港経由で深センへ行ってきたのですが、初日に香港から深センに向かう途中で買ったばかりのノイズキャンセリングヘッドフォンを紛失してしまいました。。
深センのホテルに着いた時に気づき、それまで全く紛失しているとは思っていなかったので、絶対にここで置き忘れた!という確信はありませんでした。飛行機の中、空港の中、香港の街のどこか、あるいは深センのイミグレかな……と当たりをつけました。
その中で色んなアプローチから、各社に駆け回るようにして問い合わせをしました。結局残念ながら見つかることはなかったのですが、いい経験をしたと思っております。
モノを機内に置き忘れたり、空港でちょっと整理をしたりしている時に置き忘れてしまう方はけっこういらっしゃるかと思います。
ぜひ私が体験した方法をご参考いただければ幸いです。
電話でキャセイ・パシフィック航空に連絡
気づいた時には深センにいたので、国際電話でキャセイ・パシフィック航空の荷物スタッフに連絡をしました。香港なまりの英語で四苦八苦しましたがなんとか対応してもらいました。つながるまでに20分ぐらい待ったと思います。
キャセイパシフィック航空 香港手荷物サービスホットライン
Tel: +852 2747-7838
受付時間: 07:00-23:30
搭乗日、フライト番号、席の番号、ヘッドフォンの形状、色、メーカー等々を聞かれました。色々聞いていただいたのですが、残念ながらありません……という返答。
もし見つけた時にSMSを送りたいから日本の番号を教えてくれと言われ、国の番号をつけたうえで回答。まあテンプレだと思いますが、いろいろ対応いただけるのはありがたいです。
メールで香港国際空港に連絡
香港国際空港のロビーで色々荷物の整理をしていたので、その時に無くしたのではないかと思い「落とし物問い合わせ室」に連絡しました。他の日本人の方でメールで連絡されている方がいらっしゃると知り、そこに問い合わせをしました。
香港国際空港 落とし物センター(Airport Lost and Found)
Lost-f@hkairport.com

内容はこんな感じで送りました。深夜に連絡をして、なんと翌日の朝に回答をもらえました。

まあ残念な結果でしたが、こんなすぐに回答がもらえるとは思いもしませんでした。
皇岗口岸でイミグレを逆走し入国審査官に相談

香港から深センへは皇岗口岸という通称ファンガンと呼ばれるイミグレから向かいました。その入国審査で、入国審査用のカードに色々記入する時にかばんを広げてしまったため、可能性は低いですが、その時に気づかずに置き忘れたのではないかと考えました。
皇岗口岸の入国と出国は、建物が別々で異なっているので、入国用の建物の中に入り逆走する形でまず税関の調査官、その次に入国審査の調査官になくしたことを伝えました。
色んなところで、お前逆走はだめだ、と止められるのですが、テンセントの翻訳アプリを通じて、俺はなくしたんだ、協力してくれ、と伝えると諦めて「ほら、じゃあ行けよ」と通してくれます。

税関と入国審査はほぼ隣り合わせにあるのですが、統一して忘れ物を管理しているわけではなそうで、それぞれ忘れ物ボックスの中を見てくれました。まあ当然ですが見つかりませんでした。でもいい経験でした。自分の話した中国語が伝わって少し元気が湧いてきました。
空港のLost and Foundカウンターに直接聞いた

香港から日本へ帰る最終日に、早めに空港入りして、まずは空港のLost and Foundカウンターに行きました。一度メールで返答はもらっているのですが、一応念には念をということで直接行ってみる。

Lost and Foundカウンターは、ターミナル2に設けられています。隅っこにあるので気づきにくいです。時間は7:00-23:59までなのでご注意を。
ヘッドフォンをなくしたことを伝えると、「ここのLost and Foundカウンターは空港の規制エリアと自由エリアで届けられたものに対して案内するので、航空会社が機内で見つけた時の場合に航空会社に連絡してね」と先に伝えた上で落とし物を照会してくれました。見つからなかったのですが。
実は、キャセイのカウンターにて飛行機でなくしたかもしれないんだけどと伝えていまして、その時にLost and Foundカウンターに案内されました。なので、Lost and Foundで言われたことと辻褄が合わないのですが、個人的に憶測ですがチェックインカウンターの人はチェックイン業務しかしないので適当にこちらに誘導したのだなと思いました。誰に聞くかって大事やね。

Lost and Foundのお姉さんからキャセイのバゲージサービスの場所が別にあると教えてもらったのでそちらに行ってみることに。
キャセイ・パシフィック航空のBaggage Serviceオフィス
香港国際空港のLost and Foundのお姉さんに教えてもらった場所は、ちょっと分かりにくいところにありました。

ターミナル1の出発ロビーは「L7」というフロアで、到着ロビーが「L5」というフロアになっています。Baggage Serviceオフィスはその中間の「L6」というところにあり、エレベータでしか行くことができません。
ターミナル1のAカウンター側の脇に、エレベータがあるのでそこからL6に向かいます。

こちらがそのBaggage Serviceオフィス。エレベータを出てすぐ目の前にあります。
まずヘッドフォンをなくしたことを伝えて、なくした時の情報を伝えました。しかし残念ながらこちらにも届いていないようでした。
最後の最後に香港警察でレポートを提出
窃盗以外で空港や機内でないとすれば、もう香港のどこかにしかないということで、警察にレポートを提出することにしました。これは最後の最後の手段になると思います。ですが、日本に戻ってきた時の保険申請のためにレポートを取得する必要があるので絶対警察にはいきましょう。

香港国際空港内の警察のオフィスは目立たないですが、ターミナル1出国ロビーのD列の一番奥、Travellxやセブンイレブンの近くにひっそりとあります。

14:50に行ったのですが、警官はケラケラ笑いながら「システムエラーで使えないんだよ。10分後に来て」と言われ、10分後に来てみると当番が交代しており、そういうことかと。庶民より自分のことを優先するのか…。さすが庶民からの評判がよくないと聞く香港警察。まあ警察ってどこもこんなもんだよね。
香港なまりが酷くて全然英語が聞き取れなかったのですが、落とし物が届いているかはどうも今すぐはチェックしてくれないようです。まずはレポートを作成して、もし落とし物センターと情報が合致していた場合は、あなたの教えてくれたE-mailアドレスに連絡するよ、ということでした。

それがこちらのレポート。すごくあっさりしてる。。。「Somewhere in Hong Kong」と書かれてました。
ということで、まあヘッドフォン自体は名前も書いていないのにどう私のものか照合するんだろう。まあ期待は全くしていないですが、こんな感じでレポートの作成自体はやってくれるみたいです。このもらったレポートは保険会社に対する証明書としても使えそうです。
【追記】実際にこのレポートを使ってお金が返ってきました!
香港でモノを無くした方はぜひ警察にレポート発行をお願いしましょう。

レポートの提出にかかった時間は20分くらいでした。50代前半のおじさんで、タイピングが異常に遅かったのですが、もっと若い人だったらチャッチャとやってくれるのだと思います。
カブレはこう思った
ずっと手元にあるのかチェックしていなかった私に落ち度がありますが、どこで紛失したのか全く見当つかないのは本当に嫌なパターンで悔しいです。もしかしたら窃盗かもしれません。でも隣は日本人でした。
飛行機の窃盗ってあると聞きますし、一人旅でボケっとしているとあっという間に貴重品は盗まれますよね。何かソリューションがあればぜひ教えてください。
この情報が、香港で同じ経験をされた方にとって有益な情報になれば幸いです。もし間違いがればご指摘ください。
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