Mi Band 3 NFC版の「交通カード機能」で中国の地下鉄に乗ってみた

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シャオミのスマートトラッカー「Mi Band」シリーズの最新版「Mi Band3」、日本でもビックカメラなどで販売されていて結構日本人でも持ち始めている人増えています。

中国で販売されている「Mi Band3」には二種類あり、世界中どこでも手に入る通常版NFC機能が追加されたNFC版があります。NFC版は2018年9月の発売当初はどこも売り切れでしたが、今では普通に手に入ります。

NFC版では164都市の中国の地下鉄およびバスなどに乗車することができるということがウリです。

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前回の記事では、Mi Band3全体の感想についてご紹介しましたが、今回はその交通カード機能に絞って使用感をご紹介していきたいと思います。

交通カードを利用するには、最初のアカウント作成時に「中国大陆」に指定する必要あり

まず交通カード機能を仕様するには、Mi Band3とスマホを紐付けるアプリの「Mi Fit」にて、アカウント作成時のユーザー地域選択の時に「中国大陆」に指定してあげる必要があります

最初そのことを知らず「日本」に設定していたのですが、後で交通カードが利用できないということに気づき、再度アカウントを作り直しました(一度設定すると変更できない仕様のようです

mi band battery life

するとこんな感じでホーム画面に「交通カード」という項目が出てきます。

交通カードは実質5種類から購入可能

「交通カード」をクリックすると、このような各種交通カードを開通する画面に移動します。

上の段は他の都市で共通で使うことのできないカードの種類です。以下の都市のカードが用意されています。

岭南通・羊城通→ 広東省全域:广州、深圳 、东莞 、佛山、肇庆、江门、汕尾、惠州、茂名、珠海、韶关、中山、清远、云浮、揭阳、阳江、河源、梅州、湛江、潮州

深圳通→ 広東省深セン市

武汉通→ 武漢市と武漢周辺:孝感、仙桃、大冶、安陆、应城、汉川、鄂州

合肥通→ 安徽省合肥市

で、下の段はそれぞれ発行元が違うカードではありますが、交通連合(China T-union)を結んでいるのでどのカードでも使える場所は同じなのです。

北京や天津はもちろん様々な都市に対応しているようです。詳細は以下のWikipediaの記事をご覧ください。

全国交通一卡通互联互通 – 维基百科,自由的百科全书

交通カードの購入・残高のチャージはWeChatPayのみ!

私はここで深センで使える「深セン通」を購入しました。

イニシャルコストは45元(約730円)で、そのうち20元分のデポジットが入っている価格設定になります。

リアルカードだとおそらく100元くらい払う必要があると思うのですが、イニシャルコスト安いのはいいですね!

ここで支払える方法は、シャオミ独自の電子マネー「小米钱包」WeChatPay(微信支付)のどちらかのみ。ここで脱落する日本人の方もいるだろうなあ……というところです。

そして支払いが終わり、こんな感じで20元のデポジットが入っているよ、という画面になりました。

チャージは「充值」というボタンから可能です。こちらも支払いは購入時と同じ2パターンの方法のみ。

「交易记录」ではいついくら払ったかを確認することができますが、どこからどこまで乗ったかという記録はさすがに参照できませんでした。

実際に深センの地下鉄で使ってみた

さて実際に深センの地下鉄で使ってみることにします。ドキドキするな〜。

ぶっちゃけQRコード決済は読み込むのにロスが生じるので地下鉄ではおすすめしない
こんな感じで今20元入ってまっせ!

それではこの左腕を改札の読み取り部分にかざしてみることにします。

ピッ!

お、おおお

ちゃんと通れているようです。3.80元引かれていました。

私の乗車した区間は4元なのですが、Mi Band3で通過したとはいえ深セン通での利用なので、ちゃんと割引が効いているようです!

ちゃんと引かれた後の残高、16.2元になっていました。

私は身長が高いので改札に手首をかざす時に腰を低くしなくちゃいけないのですが、とはいえ、これはいいですね。気に入りました。

まとめ:カブレはこう思った

以上がMi Band3 NFC版で中国の交通を利用する方法のご紹介でした。

もしシャオミのスマホやファーウェイのスマホを持っているのであれば、それらにNFC機能+中国交通カードが搭載されているので、そんな目新しい機能ではないですが(スマホの乗り換えリスクはあるけど)これはいいですね。

まあリアルカードでもいいんですけど、とにかく中国の地下鉄はチャージが面倒くさい!!!

それはうまく紙幣を読み込んでくれないから。この点でいれば日本の紙幣読み取り技術は世界一です。

一方で、Mi Band3 NFC版ならサッとスマホでチャージ。これ未来じゃないですか。しかもイニシャルコストが安いのもいいですよね。

ぜひ、ご参考ください!

コメント

  1. とおりすがり より:

    いつも楽しく拝見しています!地域を変更するために小米アカウントを作り直す時ってどこからやりましたでしょうか。電話番号も新しくする必要がありますか?

    • カブレ佐藤 より:

      とおりすがり様、いつもお読みいただきありがとうございます!

      アカウントの作り直しですが
      ・(既存のアカウントでログインしている場合)まずはログアウトする
      ・初期画面になるので「Sign Up」をタップ
      ・地域選択画面がでるので「中国大陆」を選択
      ・既存のアカウントとは違うメールアドレスで登録
      こういう手順で登録しました。おそらくですが電話番号は登録する必要がないのではないかなと思います。

      ご参考ください!

  2. とおりすがり より:

    カブレ様

    ありがとうございます!メアド使って新しいアカウントは作れたのですが、「交通カード」を押すとMiアカウントでログインしてください と言われてしまい、そのメアドでログインすると同じところでループしてしまいます、、、国選択も「大陆地区」と出てるので、何か違う操作でハマっているかもしれません、、、

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