今年の10月に仕事で深センに立ち寄った行った時に、シャオミストア(小米之家)でヘルストラッカーのMi Band 3(小米手环3)を購入しました。
知らない方のためにお伝えすると、Mi Band 3は万歩計やストップウォッチ機能はもちろん心拍数を測定したり、スマホとBluetoothで連携させて通知を飛ばしたりなど、ちょっとしたスマートウォッチ機能がついているデバイスです。
それでいて4,000円もあれば買えてしまうのだから驚き。

このMi Band 3自体は今年の5月に発売されていたのですが、9月に「NFC版」が発売されました。私が購入したのはそのNFC版なのですが、NFC版についている特別機能は別の記事にてご紹介します。
この記事では、基本的な機能を2ヶ月ほど使用してみたので、ざっと感想をレビューしてみたいと思います。
結論からいうと、手放したくないくらい毎日四六時中身につけています。それくらい買ってよかったなと。
今までヘルストラッカーを使ったことがなかったため、初心者の視点でお伝えできればなと。
ちなみに今回NFC版を購入しましたが、レビュー内容としては通常版のMi Band 3と同じ内容です。
文字を表示できるようになり、グッと用途が拡大
前の会社にいた人が前のモデル「Mi Band 2」を持っていて私に貸してくれたことがあるのですが、その時は「ただの時計+万歩計」という感じで特に惹かれるものはありませんでした。

見た目の違いだけでなくディスプレイサイズ、表示できる内容にも違いがある
Mi Bandは、Bluetoothを介してスマートフォンとつなげることで、スマホの通知を受けられるのですが、Mi Band 2は文字を表示することができないので、ただアイコンが表示されるだけ。安いとはいえこれを買うのはなあ……という感じでした。
しかし『Mi Band 3』は違います。文字を表示できるのです。英字だけでなく、漢字も表示できます。中国語だけでなく日本語の表示もOK。

こんな感じです。バンドと連携させるスマホアプリの「イベントリマインダー」という機能を使えば、例えばちょっと後でお知らせしたい情報とか、あるいは忘れたくない定期的におとずれる記念日などをお知らせすることができます。通知がくるとブルブル震えてお知らせしてくれます。
また文字の表示はアプリ通知を表示させるのにも役立ちます。
自分のスマホに入っているアプリのなかで、指定したアプリ通知を表示させることができます。私の場合は乗換案内とSMSをMi Bandに転送させるようにしています。

乗換案内だとこんな感じ。家を出てから駅に着いた時に電車が運転見合わせていたことを知るのは嫌なので、事前に分かるようにしています。

SMSは、特に各種アプリのアクティベーションコードをMi Band上で見れるために活用しています。
PCメインで作業しているとスマホを見る必要がないため、スマホをカバンの中にいれていたりするのですが、そういう時にアクティベーションコードを転送するようにしておき、バンドを見ればコードを記入できる環境にしています。これ地味に便利。
着信時にブルッと教えてくれるのも便利
PC作業がメインでスマホをカバンに突っ込んでいたりすると、着信が来ていたことを後で知ることが多いです。

でもMi Bandなら、着信時にバイブレーションで教えてくれるので安心。スマホとの距離は十数メートル離れている程度なら全然大丈夫。
これで私は着信を逃すということが無くなりました。
その日歩いた歩数が可視化されるのは結構いい
万歩計がこのMi Bandの基本的な機能なのですが、この歩いた歩数が可視化されるのはちょっと楽しいです。

Mi Bandをつなげる「Mi Fit」というスマホアプリ上で毎日の目標歩数を設定することができ、私は1万歩に設定しています。
別に毎日1万歩を歩くことを強制しようとは思っていませんが、歩数が見れるため、例えばある時夕方に9000歩を歩いていることがわかったら「じゃあ今日はもうちょっと歩いてみようかな?」と、ちょっと遠回りしたくなります。これは可視化されなければわからなかったことで、地味にいいなあと。
それとWeChatアカウントとMi Fitアカウントを紐づけていると、友人同士で歩数を競ったり、いいねをしたりすることができます。

まあほとんど中華圏の友人だらけなので、この機能が特にコミュニケーションに寄与していないのですが、まあ「ああこの人、4万歩もある。なんかマラソンで走ったのかな?」とか思えるのは面白いです。
バッテリーが2週間ぐらい持つのは結構イケてるポイント
スマートウォッチ、ヘルストラッカーに求めるのはやはりバッテリーの持ちでしょう。少なくとも平日の月曜~金曜の5日間は持ってもらいたいものではないでしょうか。
Fit Bitだと1週間弱、Apple Watchだと2日ぐらい、AndroidのWear OSのスマートウォッチも数日もつぐらいが大半でしょう。

そんななかでMi Band 3は、それを凌駕する14日間ぐらい持つバッテリー!
これは相当イケているポイントです。私の場合はアプリで色々と設定しているので消耗が激しいほうだと思いますが、設定次第ではより長く寿命を持たすことができそうです。

どのスマートウォッチにも言えますが、充電のアダプタが特殊なので万が一アダプタを紛失した時に充電できないのはちょい残念ではあります。
いま求められている機能はだいたい備えている
Mi Band 3には、だいたいの求められている機能がそなわっています。
現在地の天気を表示させたり、アラーム(目覚まし時計として活用してます)やストップウォッチ機能、Bluetoothがつながる範囲内で紛失したスマホを強制的に鳴らす機能もあります。
ランニング時に使えるストップウォッチや心拍数を図る機能、スポーツ関係はこれで十分。心拍数については、バッテリーの効率は悪くなりますが、一定の間隔で測ることもできます。

そうそう、当たり前ですが防水性能に優れています。「5ATM」というクラスだそうで、雨や水しぶきはもちろん、シャワーもスイミングもOK。水深50mまで対応のようです。このおかげで私はシャワー中も四六時中つけるようになりました笑

色々触っていくうちに、こんな機能もあったんだーと思うのが楽しくて楽しくて。
スマホアプリとの連携でかなり楽しさの幅が広がると思います。どれを通知させたり、どの時間に通知させたりなど、自分好みに色々な使い方を考えられるのはいいなあと。
それでいて、3000円ちょっとという価格は魅力かつ破壊的
最後に価格。こんなに色々な機能を詰め込んでいて、価格はなんと3000円ちょっとです。
色んな方々から「それっていらなんですか?」と聞かれるのですが、上で書いた使用感の説明をしたうえで3000円と伝えるととても驚かれます。

3000円だからといって、作りがチープなのか?というとそんなことはありません。
スポーティなデザインですが、最初に付いてくる黒色のバンドならスーツにも合わないことはないと思います。バンドのカラーも気分で変えられるのはいいですよね。
通常版とNFC版との違い:交通カード機能が搭載された
私が購入したのは「NFC版」のMi Band3です。
通常版との違いは、非接触通信のできるNFCが搭載され、中国164都市で交通カードとして使用できるようなったこと。

中国には日本と同様に各地にそれぞれの交通カードがあります。いくつかのカードにおいて未だ相互利用できるようになっていないため現地で買う必要がありましたが、このMi Band3を使うことで一つに集約することができます。
その実際に交通カード機能を使ってみたレビューは以下の記事に掲載しているので、もしよろしければご覧ください。


Mi BandはAmazonやビックカメラなど日本でも購入可能
中国のシャオミが開発したウェアラブルデバイスですが、日本のAmazonで購入することができます。現地で買うより高いですけど、プライムならすぐ届くので最速で買えますね。
以前は5,000円を超えていた気がするのですが、3,700円近くに値下がりしてきましたね。
ちょっと5,000円と定価近いですが、最近ビックカメラでも買えるようになっていました。
あとはガジェット系の国外に配送するチャイナモールで有名な「Banggood」でも販売されています。こちらは3,000円ちょっとで購入できるためおすすめ。
ぜひお試しください!
まとめ:カブレはこう思った
Mi Band 3、すごく買ってよかったなと思っています。3,000円に対するパフォーマンスが高すぎる…!
時計の代わりにずっと身に着けるようになりました。スタイリッシュなフォルムなので変なチープさもないしすごくいいです。よほど重要なミーティングでなれれば、いつもコレで大丈夫そうです。
あとシャオミのヘルスケアアプリ「Mi Fit」は、シャオミの体重計を導入することで体重や体脂肪の情報も常に更新できるらしいです。こんど深セン行く時に買おうかな。ああ、シャオミの沼にハマっていく……。
それでは再见!
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