ネイホウ!こんにちは、カブレ佐藤(@kazu67_)です。
香港は日本よりも音楽のダウンロードやストリーミングの文化が発達したようですから(ネット普及による海賊版含め)、現在では香港のどこへ行ってもCDショップを見かけることはほぼありません。
日本にはまだまだ大型ショッピングセンターにタワレコなどのショップがありますけど、香港では壊滅的なレベルで見かけません。。
しかし、中古CDショップになると話は別。香港市内には今でもいくつか中古CDショップが健在しています。
YouTubeなどを通じて過去の広東ポップスを聞いて興味を持ち、中古CDを買ってみたいなという方も少なくないかなーと思います。あるいは日本でも入手が困難なCDを求めにアジアへ行かれる方もいるのではないでしょうか。
かくいう私もそのクチでして、中古CDを求めにレコード店の場所を調べて実際に訪問しました。その場所とは、日本でいう中野ブロードウェイのようなマニアックな小規模商店が集まる信和中心というショッピングセンター。
実際に行ってみた感想をここでご紹介します。
信和中心にある中古CDショップ「CD經濟特區」
中古CDショップは香港に幾つかあるのですが、今回訪れたのは香港の旺角(モンコック)エリアにあるショッピングセンター「信和中心」。英語名はSino Centre。ネイザイロード沿いにあります。

場所はMTRの旺角駅と油麻地駅(ヤウマーテイ)の間くらいにあります。最近は目の前にシャオミストアができたのでそこを目印にするとよいかもしれません。

ビルの中は数坪程度のテナントがひしめき合うように並んでいて、ガジェットを扱う先達広場と同じ感じ。
ただここで取り扱っている商品はアニメやアイドル、CD、DVDなどのサブカル系のエンタメに特化しており、いわば香港版中野ブロードウェイといった感じなんです。

このビルには中古CDを取り扱う店が幾つかあるのですが、今回はエレベーターに乗って10階へ上がったところにある「CD經濟特區(CD Business District)」に行ってみました。

すごいですね〜昔ながらの店って感じです。
1990年に創業のようで、ここだけまるで時代が止まっているような感じ。
広東語圏のCDだけでなく、普通話のものもあるし台湾のもあります。日本の邦楽や欧米の洋楽CDもありました。

ぱっと目に付いたのがレスリー・チャン(張国栄)のCD。若くして亡くなった香港の大スターです。
どうもプレミアがついている商品に関してはウィンドウの中に展示されているようです。CDというと本来3,000円くらいの価格ですが、このCDについては2倍以上の8,400円(588HKD)でした。高い!

私の好きなレジェンド級の香港歌手、ジョージ・ラム(林子祥)のCDもありました。彼は日本でいうところの沢田研二や谷村新司のような歌謡界のスターです。香港だけでなく中華華僑圏で広く知られています。

これは58HKD(820円)とお手頃でした笑
BGMが広東語だったので最初お店に入ったときは香港系のCDが多いのかな?という印象でしたが、実際に見てみると中華系5割、その他5割という感じでした。
過去に台湾でも中古CDショップへ行ったことがあるのですが、そこには台湾のCDばかりで広東語や洋楽のものはなかったので、ここ信和中心に来て驚きました。やはり香港政庁時代の影響なのか海外のものが多いですね。
90年代や2000年代の雰囲気に浸ったり、その時代のCDを発掘するには凄く楽しい場所かなーと思います。ぜひ訪れてみてください。
店舗情報:CD經濟特區
住所:10F, 582-592號 Nathan Rd, Mong Kok, 香港
営業時間:月曜日〜土曜日 午後12:20〜20:45、日曜日と祝日 午後12:20〜19:45
信和中心以外にもある香港の中古レコードショップ
私がご紹介したのは日本人でも観光で訪れるエリア、旺角にあるショッピングセンターでしたが、その他のエリアでも中古CDを販売しているショップはまだいくつかあります。
「港生活」という香港のライフスタイルメディアに信和中心以外のお店が紹介されているのでぜひご参考ください。

ただ閉店しているお店もあったので、紹介されている情報に追記しておきます。
- 香港島 中環:Collectables易手寶 → 閉店
- 香港島 灣仔東方188商場:Music-shop → まだやってます
- 九龍 旺角:信和中心
- 新界 葵涌広場:星河V.C.D. → まだやってます
- 九龍 深水埗:九江街二手唱片舖 → まだやってます
ただ香港は移り変わりが早いので信和中心に行っておくのが安全かなと。私は全て回りきれませんでしたが「港生活」の記事によれば信和中心には7つの中古CDショップがあるようです!
ぜひご参考ください〜!
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