こんにちは、カブレ佐藤(@kazu67_)です。
私のライフワークに「銭湯」というものがあります。過去に都内で150箇所ほど銭湯に回ってきましたが、最近は自分の気に入ったところを足繁く通っています。週に2-3回は酷使した脳を休めに行きます。
その中でも一番に気に入っているのが、新大久保の「万年湯」
2016年8月にリニューアルされてからずっと通っていますが、通算100回以上はここに来ています
「え?!あのコリアンタウンで銭湯?」
意外に思われるかもしれませんが、ガヤガヤしている大通りを曲がったところにひっそりと構えており隠れ家感のある非常に素晴らしい銭湯です。
なぜ万年湯が素晴らしい銭湯なのか、詳しくご紹介したいと思います。
コリアンタウンにふと現れる隠れ家的銭湯

みなさんご存知のとおり、新大久保と言えばコリアンタウンで有名な街です。
最近はチャイナの店も増えてきましたし(とくに大久保駅側)、ハラル系の店が並ぶイスラム横丁なんてのも形成されて多民族化も進んでいます。
とはいえ、新大久保側は相当コリアです。私はこの近くの高校に通っていたのですが、当時の東方神起ブームよりも相当勢いが増し、いまはより異国感が凄まじいです。ここは原宿なんじゃないか?と思えるぐらい若い人も増えましたね。

そんなガヤガヤとした喧騒を東新宿側に進んでいき、界隈では「イケメン通り」と呼ばれている裏路地の入り口よりも先の角を曲がると……「万年湯」と書かれた看板が照らされた、なんとも味のある銭湯があります。

2016年8月にリニューアルされてこの銭湯の存在を知ったのですが、古くから営業しているようです。
リニューアルしてからは外国からのお客さんもかなりいらっしゃているそうで。ここ数年で訪日客でも泊まりやすいゲストハウスやカプセルホテルが明らかに周辺に増えたので、なるほどといった感じ。

なぜ万年湯が「素晴らしい銭湯」なのか理解できる5つの特徴
さて、ここからは銭湯好きの私がこの万年湯に100回以上通う理由をご紹介していきます。大きく5つあります。
超微細気泡のシルク湯により44度の高温でもずっと入っていられる
この銭湯には、42度くらいの中温の浴槽と45度の高温の浴槽があります。
ええ!?45度なんて入れないよ…という方もいらっしゃると思うのですが、ご安心ください。ここは超微細気泡のシルク湯なんです。まるで入浴剤を入れたかのように白く濁っています。
これは私の感想ですが、シルク湯であることで45度の熱さでも長く肩まで浸かることができるような気がします。それは微細気泡の運動効果なのかもしれません。
過去に45-6度の浴槽がある熱いお湯があることで有名な銭湯に行ったことがありますが、そこはヒリヒリ痛いだけで浸かることすらできず足を入れるのが精一杯な一方で、このシルク湯の44度はしっかりと浸かることができるんです。不思議!
医学的な根拠は分かりませんが、アレルギー持ちの私の赤くただれてガサガサだった乾燥肌も、繰り返し何度も通うことで治りました。知覚神経刺激によるマッサージ効果、美肌効果もあるのかもしれません。
ほどよい冷たさの水風呂完備による「最高のととのい」を演出
アツいお湯に入ったら、もちろん水風呂入りますよね?
「交互浴」という言葉をみなさんご存知でしょうか。誰が最初に提唱したのかわかりませんが、熱いお湯と水風呂を繰り返し交互に入ることで、自律神経を整えたり、疲労回復やリラックス効果を得ることです。アスリートなんかはこれを実践していることで知られています。おそらくライターのヨッピーさんが紹介して広まった言葉だと思います。
「交互浴」合わせて必ず使われる言葉は「ととのう」という言葉。サウナに入ったり、交互浴をすると体の中がなんだかシャキっとして「ととのう」んですよね。
話が脱線しましたが、ここ万年湯の水風呂は18度くらいの温度と交互浴に非常に適した水風呂です。
なぜか?それは足先が凍えず、長く水風呂に浸かることができるからです。徐々に体にまとわりついた熱を取っていく、これがいいんです。
たまに12度くらいですぐに足先がおかしくなりそうな水風呂がありますが、あれは個人的にダメですね〜。
もし交互浴に興味ある方は、ぜひこちらのヨッピーさんの記事をご覧ください。
交互浴の効能については、こちらの記事が詳しいかと思います。
肌にやさしい軟水なので、ずっと肌ツルツル
万年湯のお湯は軟水を使用しています。これもかなりグッドポイント。
軟水を使う銭湯はかなり増えてきましたが、軟水だと肌のキメがよくなったり、手荒れが改善したり、風呂から出た後に髪がくしゃくしゃにならなかったりメリット尽くしなのです。
逆に硬水だと、いわゆる水道水のことですが、マグネシウムやカルシウムが含まれており風呂から出たあと髪がゴワゴワしますね。
先ほどの私の肌荒れ改善の話にも繋がりますが、軟水だと皮膚のバリア機能を強化する働きもあり、それにより肌荒れ改善も期待できるようです。
実際に行かれてみると分かりますが、なんだかお湯がトロトロした感じがします。軟水だと肌に馴染むような感じで、非常に気持ちが良いのです。
タオルの無料貸出があるので忘れても安心
多くの銭湯では、タオルを忘れてきた人に対して100円〜150円のオプションでタオルセットを提供しているケースが多いです。
一方、万年湯では無料でタオルの貸出を行っています。これが有り難い!ふと万年湯行こうかなと思った時、自前のお風呂セットがない場合でも、これがあるから安心。
タオルといっても手ぬぐいサイズのタオルですが、ちゃんと極度に濡らさず使えばこれ1枚でも体拭いて出られるでしょう。
入浴のチケットを渡す時に「タオルを借りたいんですが」と声掛けすれば気軽に貸してくれますよ。
もしちゃんと泡立てて身体を洗いたいのであれば、ケロリンのボディタオルがおすすめです。ナイロン製のタオルですが非常に泡立ちがよく愛用しています。
飲食店が充実してるので銭湯後の飯が何よりうまい
これは地理的なメリット。新大久保は飲食店が充実しています!都会のオアシスを抜けて、また喧騒に戻るといい匂いが誘ってくるんだな。
先ほど交互浴の話をしましたが、交互浴をするとなぜかお腹が減ります。エネルギーを沢山消費したからでしょう。この銭湯後の飯がうまいんです。
銭湯情報:万年湯
住所:東京都新宿区大久保1-15-17
営業時間:15時〜24時
定休日:土曜日
まとめ
以上が、銭湯マニアの私がおすすめする万年湯のご紹介でした。
そうそう、なぜこの銭湯が「交互浴」に適しているかというと、浴槽の種類が少ないからなんです。中温風呂と高温風呂と水風呂の3種類しかありません。
風呂の種類が少ないと、ただただ交互に繰り返し入ればよいと何も考えずに入れるんですよね。逆に種類が多いと、次どこに入ろうと決断しなければならない。リラックスしにきたのに、これは個人的にあまり好きじゃないんです。
あと個人的におすすめの時間帯は深夜10時以降。夜遅いですが、かなり人も減ってきてゆっくり入れます。
とにかく、万年湯最高。みなさんもぜひ足を運んでみてください。これで460円の体験かと思うと何度も来たくなること間違いありませんよ!
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